Tigerとらの寝言帳

Twitterをやめられない理由とは

みなさん、Twitter、ハマっていますよね?

「Twitter」の画像検索結果

なぜやめられないのでしょうか。

理由は3つ。

1.「通知」という麻薬

2.情報が「労力無し」に手に入る

3.広くて狭い全肯定の世界

  

 

1.「通知」という麻薬

人間の脳には、様々な脳内物質が分泌されています

体調や気分はすべて脳内物質が操っていると言っても過言ではありません。

その中でもドーパミン。意欲や運動、快楽に関係する脳内物質です。

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ドーパミンは気分を高揚させる働きがあるため、私達の脳は常にこれを欲しがっています。いわば麻薬状態。

成功した時学んだ時勝利した時などに大量に放出され、人をさらに前へと押し進めてくれる。そんな素敵なドーパミン

 

最近の研究では、それは成功した時ではなく、「成功するかどうか分かる寸前の状態」

に多く分泌されています。

例を挙げてみましょう。

  • 試合のマッチポイント
  • 告白の返事をもらう時
  • 新たな発見をした時

 

これらはすべて人間にとって「良いことがあるに違いない」と期待が高まる瞬間です。

 

Twitterの「通知」はこれらの状況と類似しています。

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この数字が、人をダメにします

通知欄に数字が付く事で、いいねやRT、返信などの「良いことがあるに違いない」とコンマ0秒で考え、一気にドーパミンが放出されます。そのドーパミンに対して、「中毒」になってしまうのです。

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通知を切ろう

SNSの通知は絶対Offにしましょう。プッシュ通知なんてもってのほかです。極限まで情報を削減しましょう。

 

「いいねとRT」の写真

勉強や作業をしていて、一度SNSの通知を見てしまった瞬間、集中力が0になり、それが100%にまで回復するのに平均23分を必要とします。そうして失ったやる気によって、生まれてくるはずだったアイデアも消えてしまうかもしれません…

 

2.情報が「労力無し」に手に入る

近年流行りのサービスを見てみましょう

どれも「メディア」関連のサービスですが、これらは労力を必要とせずに情報が手に入るサービス群です。

 

TikTokはまさに良い例です。アプリを立ち上げた瞬間、人気の動画が表示されます。

YouTubeと比較してみると、「動画を選んで再生する」という必要がなく、「選択」という人間にとって脳のリソースを必要とする作業がありません。

「スマホの指紋認証に失敗する猫」の写真

人は、指の数タップですら面倒だと感じるのです

TikTokなどは、アプリを開いただけで動画が流れます。

Twitterも然り。アプリを開くだけで誰かのツイートを見る事ができます。

若者の心を掴みやすいのは単純明快ではないでしょうか。

 

人間は常に知りたいという欲求をもっており、なにか学びを得たら先述した「ドーパミン」が放出されます。

 

数学の公式を理解したときや、わからなかった問題が解けるようになったときに、達成感を感じますよね?あれこそが、学びによるドーパミンです。

 

Twitterでは、TLを眺めることで常に情報が脳にやってきて、常に小規模の「学び」を得る事が出来ます。その「学び」に対して、コンマ0秒で一気にドーパミンが放出されます。そのドーパミンに対して、「中毒」になってしまうのです。

 

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一通りツイッターのTLを見終わると、無限に指を下に引っ張って再読み込みしていませんか?それこそまさに情報を入手し続けていたいという、「中毒」状態になってしまっているのです…

 

3.広くて狭い全肯定の世界

Twitterにはフォロー・フォロワーという関係があり、自分がフォローした相手のつぶやきやRT、いいねしたツイートが常に自分のTLに表示されます。

 

自分に近い考えを持った人ばかりフォローしていると、自分のTLに「偏った情報」しか集まらなくなってしまいます。

 

良い例を挙げてみましょう。

もし自分が「トランプさんは実は当選していた」と思い込んでいたとします。

自分と同じ「トランプさんは実は当選していた」論を信じる人を次々フォローすると、自分のTLにはその情報しか流れてきません。

ますます自分の「トランプさんは実は当選していた」論が正しいと思い込みます。

「トランプさんは実は当選していた」論を信じている人同士で返信やいいね、RTを繰り返す度にお互いドーパミンが放出され、その論を信じる事が快楽となってしまいます。

人は自分と同じ考えを持った人と情報を共有しあい、「共感」を得ることでドーパミンが放出されます。

 

Twitterで誰かから共感を得ることで、コンマ0秒で一気にドーパミンが放出されます。そのドーパミンに対して、「中毒」になってしまうのです。

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Twitterの世界は、広そうに見えて狭いのです。自分が入手できる情報はその中でもごく限られた、「自分の興味のある情報」にしか過ぎないのです。

 

まとめ&どうすればよいのか

Twitterをすることで、常に何らかの形で「ドーパミン」が放出されます。

実はTwitterなどのSNSを設計する人たちは、この仕組みを熟知した上でサービスを作っています。人を中毒に陥れることで、自分のサービスを成長させています。

 

一度Twitterを始めた以上、一生Twitterと共に生きていくと言っても過言ではありません。

では、どうすればTwitter中毒にならずに、程々の関係でいられるのでしょうか?

「握手がっちり」の写真

創作活動において、始めはその活動そのものを楽しんでいたが、徐々にいいねをもらうために作品を投稿するようになってしまいます。

 

「いいねのために創作活動をしているんじゃないか?」

そう思ってしまったら、作品を細々と公開するのではなく、作品をまとめて作って、一気に公開する方式に変えてみましょう。

いいねをもらう事ではなく、創作活動をする事に対して楽しみをより感じられやすくなるのではないでしょうか。

「キャンバスに書かれた絵柄に色付けをする女性」の写真

それでもし飽きてしまったら、それはあなたの本当の趣味とはいえませんよね?

 

 話は変わって…

胡散臭いですが、人生を生きる上で、大切なことって何ですか?

 少なくともSNSでいいねを貰うことではないはずです。

 

道端でかわいい猫を見つけた、朝気持ちよく起きることが出来た。

 

そういった小さな「楽しさ」に気づく事がだと思いませんか?

頭の中がSNSになっていると、そういった事に対する「喜び」が減ってしまいます。

 「耳を立ててこちらを見つめるにゃんこ」の写真

道端でかわいい猫を見つけた、朝気持ちよく起きることが出来た。小さなことをツイートする前に、その小さな「喜び」を味わいましょう。そう一段落おくことで、ツイートするまでもないな、と自然と思うはずです。

 

何事も程々に付き合っていきましょう。